ファインダー越しの成長記録|スマホ時代の今、親がカメラを持つ理由

子どもの成長って、本当にあっという間です。

昨日できなかったことが、急に今日できるようになっていたり、表情が少し大人びて見えたり。

その変化を残す手段としては、スマホがとても便利で、ほとんどの瞬間はそれで十分だったりします。


それでもときどき、カメラを手に取りたくなる時があります。

ファインダーを覗いた瞬間、周りの雑音がふっと消えて、目の前の子どもだけに集中できる。

光の入り方や距離を少しだけ意識して、シャッターを切る。

その一連の動作が、日常とは違うテンポを生んでくれるんですよね。


レンズを通して見ると、髪の柔らかさや肌の質感、手の動きのぎこちなさみたいな、小さな“今しかない部分”がよく見えます。

スマホでも撮れますが、カメラだとその細部がしっかり残って、あとで見返したときの“情報量”が違う。

親として、成長を残しておきたいと思う気持ちは自然と出てくるものですが、カメラはその思いをうまく受け止めてくれる道具だなと感じます。


カメラはスマホほど手軽さはありませんが、そのぶん一枚に向き合える。

露出を少し調整してみたり、背景を気にしてほんの少し位置を変えたり。

その小さな手間が、写真に落ち着きを与えてくれます。


数年後、ふとアルバムを開いたとき、その日の空気までよみがえるのは、だいたいカメラで撮った写真だったりします。


子育て中は毎日慌ただしいですが、カメラを持っていると、ほんの数秒でもゆっくりできる。

その静かな時間は、忙しい毎日の中で、ホッと一息つくことにもつながります。


もし家にカメラがあるなら、週末の散歩についでに持ち出してみてもいいかもしれません。

スマホでは撮れなかった表情が、カメラなら撮れることがあります。